AFX2DAW の構造

AFX2DAW は DAW 上から FPGA FX を利用するためのプラグインです。

AFX2DAW は Antelope のインターフェイスに付属する FPGA FX(Synergy Core FX)を DAW 上で操作、使用するためのプラグインです。通常のソフトウェアプラグインとは違い、DAW 機能の制限がございます。ご注意ください。

FPGA FX の詳しい解説は、FPGA FX のハードウェアインサート もしくは FPGA FX とは一体何なのか をご参照ください。

※ FPGA FX と Synergy Core FX は同義として説明していきます。

また、以下の動画にて非常に詳しい説明がされております。

プラグインのアンインストールと再インストール

通常は、Antelope Launcher 上から、UNINSTALL をクリックして、再度アップデートをすることで、Antelope のプラグインをアンインストール、または再インストールできますが、ディレクトリ構造に問題が起きている場合やプラグインに問題が起きている場合、手動で削除を推奨します。以下の階層にファイルがあります。

  • MacOS: MacOS HDD/ユーザー/共有/.AnelopeAudio/effects_sw_afx2daw
  • Windows: Windows(C:)/ユーザー/パブリック/.AntelopeAudio/effects_sw_afx2daw

※ MacOS の場合、隠しフォルダになっています。隠しフォルダを Finder 上で表示する方法は各 OS バージョンで確認して下さい。最新 (10.13 以降) の macOS の場合、[Command + Shift + . ] で隠しフォルダが表示されます。

オフラインバウンスはできません

FPGA FX はリアルタイムで処理するハードウェアチップのため、他のソフトウェア制御で動くプラグインと違い、オフラインバウンスはできません。

これは AFX2DAW でも同様です。AFX2DAW は FPGA FX と DAW のシームレスな通信を可能にしますが、FPGA FX 自体にソフトウェア処理を提供するものではありません。

エフェクトを書き出すためには、リアルタイムバウンスもしくは、実時間をつかって別のトラックにレコードし直す、ということが必要です。

USB 接続では動作しません。

USB では、レイテンシーが非常に多く、実用に耐えうることができないと判断し、今のところ USB での AFX2DAW 機能の実装はありません。

AFX2DAW は Early 2012 以降に発売した Apple 製品で、10.11 以降の macOS 搭載で且つ、Thunderbolt 接続時のみの動作サポートをしております。今後は Windows でも Thunderbolt 接続を正規サポートさせて、AFX2DAW の機能を Windows 上でも実装させる予定です。

USB 接続は通信プロトコルの物理的速度限界のため、Antelope Audio 側ではレイテンシー問題を回避することができません。(他社製の外部 DSP 製品等も同様に PCIe 接続または Thunderbolt 接続で開発している現状を考慮下さい)

ただし、USB 接続でもハードウェアインサートは可能です。AFX2DAW のようなシームレスでルーティングに時間をかけずに DAW 上から FPGA FX を操作できませんが、AFX2DAW と全く同じように FPGA FX を DAW 上で使用することは可能です。詳しくは「FPGA FX のハードウェアインサートとは」をご確認下さい。

よくある勘違い、間違い

AFX2DAW はプラグインですが、FPGA FX 自体はプラグインではありません。

AFX2DAW は DAW 上で FPGA FX を操作することができますが、FPGA FX 自体はプラグインではありません。FPGA FX はハードウェアエフェクトです。

AFX2DAW がプラグインだからといって、大元の FPGA FX にソフトウェア処理が実行されるわけではありません。ご注意ください。

DAW が持つオフラインバウンス等の機能は FPGA FX には適応されませんのでご注意ください。

AFX2DAW はモニターエフェクトです。

AFX2DAW はリアルタイムで信号を FPGA に送信し、エフェクト結果を DAW に戻します。これはモニター信号にエフェクト処理された音が帰ってくる、という構造ですのでモニターエフェクトです。つまり、DAW が持つ Buffer Size 分再生が遅れます。ただし、モニター用ですので、DAW の遅延補正が適応できます。自動で補正された場合はモニター上で FPGA FX のレイテンシーはありません。

AFX2DAW はリアルタイムレコーディングには若干不向きです。

前述したとおり、AFX2DAW はモニターエフェクトです。レコーディング中に AFX2DAW を使い、直接モニタリングするとバッファサイズ分、発声が遅れます。これは DAW の性質上必然であり、回避できない問題です。リアルタイムモニタリングしながら AFX2DAW を使いたい場合、バッファサイズを最小限にして、AFX2DAW をご利用ください。

上記の性質上、レイテンシーなしで FPGA FX を利用したい場合、コントロールパネルから直接、FPGA FX を適応して、DAW へ信号を送るか、モニター信号に FPGA FX を適応してください。AFX2DAW はあくまでも DAW と FPGA FX をシームレスにつなぐブリッジプラグインです。前述通り、FPGA FX がプラグイン処理を実行できるようなるものでありません。