問題が起きた場合の最初の確認手順
必ず、Getting Started、製品マニュアル、セットアップガイドをお読みください。
お問い合わせの内、殆どの原因がセットアップを手順通り行なっていないことに起因する問題であることが確認されております。必ず、製品付属の冊子、Getting Started から製品のセットアップについてご確認ください。
日本語でご確認頂く場合は 製品の利用方法 についてご確認して頂き、スタートアップガイド に従い、製品のセットアップを行なってください。これを行わない限り、製品はコンピューター上では正常に利用できません。必ず、製品を初めて利用する場合にはお読みください (単なる見落としや些細なことが原因になっていることが多いため、是非ご確認いただけると幸いです) 。また各製品の マニュアル を一度目を通してください。
Windows ユーザーで OS の信号がデバイスから出力できない場合は こちらをご確認ください。
macOS ユーザーで Thunderbolt 接続が上手く行かない場合は こちらをご確認ください。
- Windows ユーザーは コンピュータのオプティマイズ をご確認ください。コンピュータ側の設定が原因となって問題に発展している可能性があります。
- macOS ユーザーは Apple Mac 側のセキュリティやモデル、OS バージョンごとで若干動作が異なるため、必ず こちらのページ の内容をご確認ください。
Update やインストールが成功しない
Windows であれば、必ずサードパーティ製のセキュリティソフトウェアが製品ソフトウェアの動作をブロックしていないかご確認ください。セキュリティ設定によっては、Update 自体が実行できずに、製品が正常に動作しないことに発展、またはインストールが 見た目上は成功している が、実際にはプログラムが正しく配置されていなく、製品が正常動作しない、という状況が再現されるため、ご注意ください。
Apple 製品の場合、OS 標準のセキュリティ設定が通常でドライバのインストールを許可する必要があるなど、ご自身で設定を確認、セキュリティ設定を回避 する必要があります。残念ながら Antelope Audio 製品側から macOS のセキュリティには干渉できませんので、お客様にはセットアップの手順をご確認して頂き、セキュリティ関連の手順を実行して頂く形になります。
Antelope Launcher のトラブルシュートはこちら、ドライバーのトラブルシュートはこちら、
OS のアップデート後は製品の対応状況を必ずご確認ください。
Windows Update 並びに macOS Update 後は、必ず OS が製品と互換性があることをご確認ください。OS のバージョンによっては現在利用しているソフトウェアの互換性がない場合もありますので、製品 Update の詳細をご確認頂くようにお願い致します。(特に macOS ユーザーは macOS のバージョン にお気をつけください。)
Windows ユーザーの方は Windows Update が原因での複合的な問題が起きていないか各メーカーのトラブルシュートをご確認ください。Antelope Audio でも Windows Update に起因する、動作問題が発覚した場合は、速やかに情報を記載するように心がけておりますので、フィードバックも同様、常にお客様から情報をお待ちしております。
「音がでない」の原因の多くはケーブルとリセットに関連
音が出なくなった等の問い合わせの内容のうち、9割以上 が ケーブルの半刺し状態 もしくは、ルーティングミス が原因です。
落ち着いて、ケーブルをしっかりと奥まで力いっぱい差し込んでください。(本当に多い原因です。)
そして、Factory Reset を実行して、デバイスの状態を初期状態に戻しましょう。
また「アップデート直後に音がでなくなった、信号が確認できない」等の原因は Factory Reset を実行していないことが原因 です。
サンプルレートの同期確認をしてください。
DAW と OS サウンドでサンプルレートが異なると再生しない場合があります。OS サウンドと DAW のサンプルレートを一致させるか、DAW ごとの ASIO ドライバーの開放についてご確認ください。詳しくはこちら
製品アップデート直後は必ずデバイスリセットを実行してください。
製品アップデート後は Factrory Reset もしくは Hard Reset は必須手順ですが、これを忘れたり、単にスキップしていたりすると、不具合に遭遇する場合があります。
必ず、Update の手順を遵守し、まず、Update 自体が失敗しないように配慮し、Update が終了したらリセット手順を実行してください。予期せぬ不具合や問題に遭遇した場合の原因はリセットを実行していないことによる問題が 9 割以上を占めます。
これは必須手順です。Factory Reset について詳しくはこちら
Update 手順について こちらのページ の手順を遵守してください。Update ミスが原因の問題も非常に多いため Golden Boot の手順 も同時にご確認ください。
ノイズが発生する
デバイスがノイズの原因になることは物理的な故障が無い限りありえません。ノイズの発生源がどこであるかを自身で探索する必要があります。
デバイスにはオシレーター機能があり、コントロールパネルの Settings 項目からオシレータの基準信号の Hz と音量 (dBFS) が選択できます。これらを利用して信号経由のどこからノイズが発生しているのかを検証できます。
一番多いのは信号が入力されている時点で歪んでいる事です。入力される信号は原因の場合、デバイス側では対策は不可能です。入力される信号から確認していきましょう。
次に多いのは、入力される信号が過大入力である場合です。ハードウェアデジタル機器の領域において 0dBFS を超える信号は基本「悪」となり、信号のノイズや歪の原因となります。また、内部の AFX 機能による信号オーバーや過大入力が発生すると、デジタル領域でひどく歪んだり、クラック音を出力原因となるため、信号の入出力管理は利用者の義務となります。
次に多いのはコンピュータ関連のノイズです。バッファサイズやストリーミングの環境により、ノイズを発生させることは別に珍しいことではありません。ネットワークの状況やバックグラウンドタスクの影響でリアルタイムのオーディオストリーミングに悪影響が出ることはなんら珍しいものでもなく、よく発生する問題です。これらは、自身で回避することを心がける必要がある項目であり、必ず、自身のコンピュータの状況を踏まえて適切な再生環境を整えましょう。
ノイズ関連の 詳しい解説はこちら
Antelope Launcher が起動できない
殆どの場合、バックグランドで起動している状況であることが確認されています。Windows であれば タスクマネージャー、macOS であれば アクティビティモニタ を起動してバックグランドでアプリケーションが動作中か確認してください。動作中であれば停止し、アプリケーションを再起動してください。
初回起動時にデバイスを Antelope Launcher が表示しないケースはコンピュータのセキュリティ関連に原因があります。必ず、OS 標準のセキュリティ設定を通過し且つ、その他サードパーティ製セキュリティソフトが Antelope Audio 製のアプリケーションの動作を阻害しないように必ずチェックしてください。
その他、Antelope Launcher のトラブルシュートに関しては こちらを参照 ください。
コントロールパネルの挙動がおかしい
殆どの場合、コントロールパネルの再起動で解消しますが、デバイスの Factrory Reset を実行しているかご確認ください。
その他、コントロールパネルのトラブルシュートに関しては こちらをご確認 ください。
ファームウェアインストールを疑う
ファームウェア更新直後に動作不良や問題が発生した場合は、まずはインストールミスをご確認ください。
ファームウェアのインストールが完全に成功していない場合も考えられますので、Golden Boot の手順を確認後、再度同じ問題が確認できるかお試しください。
なお、ファームウェアのアップデート自体が問題である場合もありますので、Old Version での動作の確認も重要になる場合があります。
サンプルレートの同期を確認する
複数のアプリケーションを同時使用している場合、ドライバーの開放や専有の切換えが上手く行えない場合、再生が始まらないシチュエーションがあります。ドライバーの開放や専有に関しては詳細に設定できるアプリケーションもありますが、できない場合が多いです。
この場合、複数のアプリケーションにまたがるサンプルレートの同期の問題が起きる場合があり、音声の再生ができない状況が生まれます。解決策として、複数のアプリケーションの動作周波数を一致させてください。詳しい状況確認に関しては こちらをご参考 ください。
また、Windows ドライバーの専有や開放に関連したドライバーの状況をリアルタイムで確認する方法を こちらのページ で解説しています。
CPU のオーバーロードが発生する
提供される製品郡は完全にコンピュータとは独立した構造を構築しています。つまり CPU には干渉しません。
製品を制御するコントロールパネルや AFX2DAW などコンピュータ上に存在するソフトウェアはエフェクトの描画などでリアルタイムの計算が必要な場合に限り、CPU のリソースを利用します。プラグインは CPU の処理能力を利用してエフェクトを再現します。これらは例外的です。
しかし、デバイスの処理構造がコンピュータに影響を与えることはありません。ドライバーは CPU には干渉しないため、プラグイン製品を除き、製品郡が CPU の処理に影響を与えることは描画以外ではありません。
オーバーロードの原因としては、ディスクの読み込みスピードや通信に負荷がかかり (例えばバッファサイズが極端に低い場合) 、CPU の処理能力が必要になっている等が考えれます。
詳しくは 別ページにて解説しています のでご参考ください。