Zen Tour SC と Discrete 4 SC どっちがいいの?

という質問が結構上がりましたので、今回はこちらについてお話したいと思います。

大まかな違いは、Zen Tour SC はプロレベルのモニター性能と独自の複雑なルーティングが組める、という利点があり、Dsicrete 4 SC は、価格も抑えつつ、高品質を維持したモデルになります。コンシューマーにはオーバースペック気味なのが Zen Tour SC、価格も抑えつつも同価格帯では格別の音質を維持しているのが Discrete 4 SC という位置づけです。

Zen Tour SC

マイクプリ … 4基 (ディスクリート マイクプリアンプ – AD ダイナミックレンジ 124 dB)
ラインイン … 別途 4 系統 (Hi-Z 入力最大 4ch)
モニターアウト 1 系統 (マスタリンググレードの 130 dB)
ヘッドフォンアウト 2つ
ラインアウトプット 8ch (D-sub 経由)
ADAT 端子 計2つ (最大 8in/8out)
リアンプ回路 2ch 搭載
カラータッチパネルモニター搭載
Antelope の OCX 技術64-bit AFC テクノロジー搭載

Synergy Core FX with Zen Tour SC

最大 32ch ✕ 8 スタックのエフェクトを同時処理可能。
AFX2DAW に対応 (最大 32ch ✕ 8 スタック )
最大 4つ のギターエフェクトを使用可能。
Edge & Verge 両方のマイクモデリングに対応
マイクプリアンプモデリングに対応
36 種の Effect が付属済

その他スペック

大きなコントロールノブを搭載
コントローラータイプですので、テーブルに置いても使いやすい
見た目がとてもかっこいい!

放熱のための特殊設計 (筐体が熱くなります)

また、設計自体がかなり高度でソフトウェア側でできることの幅が多少異なります。複雑で応用的な使い方をしたい場合は、Zen Tour SC をおすすめします。

Discrete 4 SC

マイクプリ … 4基 (ディスクリートマイクプリアンプ – AD ダイナミックレンジ 121 dB)
ラインイン … 合わせて 4 系統 (Hi-Z 入力最大 2ch)
モニターアウト 1 系統 (マスタリンググレードの 121 dB)
ヘッドフォンアウト 4つ
ラインアウトプット 4ch (TRS 経由)
ADAT 端子 計2つ (最大 8in/8out)
リアンプ回路 なし
モノクロディスプレイ (タッチパネルではない)
Antelope の 64-bit AFC テクノロジー搭載 (OCX 技術は非搭載)

Synergy Core FX with Discrete 4 SC

最大 4ch ✕ 4 スタックのエフェクトを同時処理可能。
AFX2DAW に対応 (最大 16ch ✕ 8 スタック)
最大 2つ のギターエフェクトを使用可能。
Edge & Verge 両方のマイクモデリングに対応
マイクプリアンプモデリングに対応
36 種の Effect が付属済

その他スペック

マスタークロック用に BNC 端子搭載、(クロック入門にも最適)
約 1/2 ラックサイズ (ハーフラックではない)
直感的に理解しやすい見た目のコントロールパネル

非常に熱を持ちにくい設計 (殆ど発熱しません)

ソフトウェア設計が直感的に理解しやすく、多少難しい部分もあるが、操作は Zen Tour SC より簡単で易しい設計。ただし、高度なことを行いたい場合に多少 Zen Tour SC とは異なります。

Zen Tour SC

Zen Tour はどちらかというと、本当にプロフェッショナルな人向けで、スタジオなどでしっかりと録音された音源を自宅やプライベートスタジオで再生するために最適なスペックを維持 (マスタリンググレード 130 dB) しています。もちろん、ダビング作業や本格的なレコーディングにも使われている実績があります。また、高度なソフトウェア設計をしているため、応用次第ではかなり複雑なことが可能で、Zen Tour SC で出来て、Discrete 4 SC では出来ない (もしくは少々面倒) なことが多少あります。

Discrete 4 SC

Discrete 4 は名前の通り、マイクプリ の性能を重視した製品になります。業務用のスタジオレベル (コンソールグレード) の音質を提供し、そのまま スタジオレベル (マスタリンググレード 121 dB) の 音質を提供します(Zen Tour SC も同様のプリを搭載)。アウトプット出力の数や AD/DA 等の機材スペック、搭載している FPGA が Zen Tour に比べるとコストダウンのためスペックダウンの傾向にあります。どちらかというと、インターフェイスのステップアップや自分の環境のグレードアップ、追加のマイクプリや Synergy Core FX 入門用にオススメいたします。