NEW LEVEL STUDIO POWER

Antelope Audio の Discrete 8 マイクプリアンプインターフェイスは、ホームスタジオやモバイルレコーディングに新しいレベルの音質とパワーをもたらします。

8基のコンソールグレード 6トランジスタディスクリートプリアンプ、ダイナミックレンジ 121dB の AD変換、Rock-Solid Clocking が搭載されています。

Discrete 8 には、BAE、Lang、Gyraf Audio などのビンテージモデルを含む、Antelope Audio のリアルタイム FPGA FX のすべてが付属しています。

推奨システム

Computer:

  • USB 2.0-equipped Mac or PC
  • Thunderbolt™ equipped Mac or PC
  • Core 2 Duo minimum, Core i3/i5/i7/Xeon processor recommended
  • 4 GB RAM minimum, 8 GB RAM processor recommended

Operating system:

  • OS X (macOS) 10.11 (El Capitan) or greater
  • Windows 10

1. 製品を安全にご利用頂くために

感電・災害などのリスクを減らすために必ず事前にお読みください。

  • ねじを外したり、カバーを開けないでください。ユーザー様ご自身で修理できるパーツはございません。修理や調整が必要な場合はテクニカルサポートまでご連絡ください
  • 雨、湿気、液体のこぼれた場所に装置を放置しないでください。 液や異物が入った場合は使用しないでください。 デバイスの電源を切って電源から抜いてください。
  • 万が一、異物や液体が製品に混入した場合は直ちに電源を落とし、コンセントを抜いてください。異物や液体が完全に取り除かれるまでは使用を控え、メーカーまでご連絡ください。火災や致命的な故障の原因となります。
  • 濡れた手で電源ケーブルを取り扱わないでください。電源プラグをコンセントから抜くときは、デバイスの電源が切れていることを確認してください。
  • 上に物をを置かないでください。換気の悪い狭い場所で使用しないでください。操作や他に配置されたものの操作に影響を与える可能性があります。何か問題が発生した場合は、まず装置の電源を切り、電源コードを抜いてください。
  • 自分で装置を修理しないでください。サービス担当者または販売店にご相談ください。
  • ラジエーター、ストーブ、または熱を発生するその他の機器 (アンプを含む) などの熱源の近くに装置を設置しないでください。
  • 強力な化学薬品を使用してユニットを清掃しないでください。電子機器専用のクリーナーで清掃してください。ユニットの電源を入れる前に、すべてのデバイスを接続してください。
  • 電源ケーブルは人が踏んでしまうような場所や、他の物が上に乗ることのないように設置、接続するようにしてください。また、ケーブル自体を結んで配線しないで下さい。
  • 本製品の電源を完全に落とす場合は、本体の電源を落としてからコンセントを外し、本体から電源ケーブルを抜いてください。
  • ヘッドホンやモニターを使用して音を聞く際、過度な音圧レベルで長時間の視聴は控えて下さい。聴覚に申告な問題が発生する場合があります。
  • 本製品は次の温度環境で動作するように設計されています。1­–50°C、32­–122°F

2. はじめに

Antelope Audio の Discrete 8 をお買い上げ頂き、誠にありがとうございます。
Discrete 8 は、広大なビンテージのマイクプリアンプの回路を研究し、開発されました。 Antelope Audio FPGA エンジンは、すでに Accusonic プリアンプによって数多くのクラシックユニットにリアルタイムで変換することができます。マイクソースは、Accusonic モデリングの有無にかかわらず録音できます。これにより、エンジニアはミキシング中にプリアンプをモデルの中から選択することができます。

Hi-Z 対応のインプットにギターを接続し、ギター・アンプとキャビネットで音を作り込んでみて下さい。ビンテージ・コンプレッション、EQ、AuraVerb を追加すると、スタジオクオリティの音をリアルタイムで聞くことができます。ギターエフェクトを使用して、後で処理を実行して録音もできます。 Discrete 8 ReAmp 出力を使用すると、任意のアウトボードギアを使用して、ご利用の DAW にサウンドを戻すことができます。

Discrete 8 は、プロフェッショナルなクロッキングソリューションとして設計されています。Trinity、OCX HD、LiveClock、Pure2 などの高い評価を得ているクロックユニットから、Antelope の第4世代 64-bit AFC (Acoustic Focused Clocking) 技術を採用しています。Discrete 8 には、外部クロック信号を受信できるワードクロック (WC) 入力が付属しています。 3つの WC 出力、ADAT と S/PDIF を介して接続されたセットアップで、他のデジタルギアとマイクプリアンプにクロックを分配することができます。Discrete 8 は、すべてのギアを完全に同期することができます。

Discrete 8 のモニタリングとトークバックセクションは簡単に設定できます。最大3つの個別のモニタリングミックスを、FPGA FX の有無にかかわらず、ヘッドフォンまたはモニター出力に送ることができます。カスタムヘッドフォンミックスは、各演奏者に合わせて調整することができます。ビンテージ EQ、コンプレッション、ギター・アンプにより、アーティストは完成図にできる限り近い音を聞くことが可能です。

Discrete 8 は AFX プリセットを保存、呼び出しが可能で、FPGA 搭載のオーディオインターフェイスの Antelope 製品全体と設定を交換できます。自分の FX 設定を他の Antelope ユーザーと共有することができ、プロのセッション設定を使用することも可能です。

Discrete 8 のリモートアプリケーションでは、すべてのマイク入力レベル、トークバックレベル、モニタリング、ヘッドフォンボリュームを調整することができます。ミュージシャンは自分のスマートフォンで自分のヘッドフォン音量をコントロールできるようになりました。エンジニアは、トラッキングルームからの入力レベルを確認できます。このデバイスは、同じネットワークに接続された異なるコンピュータからアクセスできます。

最新情報や最新情報については、//www.antelopeaudio.com/ をご覧ください。
Discrete 8 で思う存分、お楽しみください!

All the best,
The Antelope Team

3. 製品特徴

  • FPGA エンジンによるリアルタイム3Dマイクモデリング
  • 50 以上のプレミアリアルタイム FX 付属、DAW からもアクセス可能
  • ディスクリート・トランジスタ設計のコンソールグレードのクラスAマイクプリアンプ搭載
  • 正確でリコール可能なステップゲインコントロール
  • 個別で設定が可能な個々のノブ
  • 第4世代 64-bit Acoustically Focused Clocking 搭載
  • BAE、Grove Hill、Gyraf Audio などのクラシックモデルを含む FPGA FX モデル
  • DAW から FPGA FX にアクセスするための新しい AFX2DAW プラグイン (近日発売予定)
  • 8 つのアナログイン combo XLR 端子 (6 Mic / Line, 2 Hi-Z / Mic / Line)
  • 8 つのアナログアウト対応の DB25 端子
  • Thunderbolt™ & USB 接続 (Windows も Thunderbolt 接続のサポートを近日予定)
  • TRS 端子のステレオモニター出力搭載
  • 2 つのヘッドホン出力
  • デュアルフットスイッチ (オプション)
  • 2 つのリアンプ出力
  • 1 つのワードクロック入力、3 つのワードクロック出力
  • S/PDIF と ADAT のデジタル接続搭載
  • FPGA FX と、最大4つの個別モニタリングミックス
  • カスタムプリセットの作成と共有
  • 直感的な EasyPanel ソフトウェアコントロール
  • iOS と Android 互換アプリ
  • Basic FX pack – 2 つのチャンネルストリップと 4 つの FX がスタック可能
  • Premium FX pack – 8 つのチャンネルストリップと 4 つの FX がスタック可能

4. クイックスタート

リアパネルに DC 電源を接続します。
DC 電源が接続されたら、Discrete 8 を USB 2.0 または Thunderbolt™ (MAC) 経由でコンピュータに接続し、以下の手順に従って下さい。

  1. antelopeaudio.com にアクセスして下さい。
  2. LOGIN をクリックし、Antelope Audio アカウントを作成します。 既にアカウントをお持ちの方は、ログインしてください。
  3. Discrete 8 の製品ページに移動し、ドライバと Antelope Audio ランチャをダウンロードしてインストールしてください。
  4. インストールが完了したら、Antelope Audio ランチャーを起動し、コントロールパネルを起動します。
  5. プレミアムアップ、グレードパックの Discrete 8 を注文した場合は、ディーラーからプレミアムアップ、グレードパックのコードを受け取り、CLAIM FEATURES からコードを有効にする必要があります。

もし、サポートが必要な場合はテクニカルサポートにお問い合わせください。

クイックスタートガイドの動画です。

動画の画面右下の歯車アイコンの設定から字幕→日本語を選択して下さい。日本語字幕が表示されます。

5. パネルの説明

5.1. フロントパネル

AA D8 panels 1

1. 2つの Hi-Z / マイク / ライン 入力
ディスクリート・トランジスタ設計された個別のファンタム電源を備えた 2つのコンソールグレード・クラスAマイクプリアンプ。 XLR のマイク入力、TRS  の ライン / Hi-Z 入力の切り替え可能。

2. ゲイン・ノブ
8つのコンソールグレード・ディスクリートマイクプリ用に、正確な 1dB ステップゲイン・ノブを装備。

3. ディスプレイ
3つの機能ボタンからさまざまな情報を表示する多機能ディスプレイ。

4. ファンクションボタン
上と中央のファンクションボタンを押すと、ディスプレイを循環して様々な情報を見ることができます。

5. ロータリーコントロール
モニター、ヘッドフォン、ライン出力のボリューム用の大きなステップアッテネーター。クリックすると、さまざまなオプションをスクロールできます。

6. トークバックボタン
トークバックボタンを押すと、トークバックマイクが有効になります。これは、EasyPanel ソフトウェアを使用して、選択したヘッドホンやモニターに出力することができます。

7. 専用ボリューム・ノブを備えたヘッドフォン出力
独立して割り当て可能な2つのヘッドフォン出力。専用のヘッドフォンボリュームノブまたは EasyPanel からコントロールできます。

5.2. リアパネル

AA D8 panels2

8. DC 電源コネクタ
Antelope 専用の DC 電源のみ使用可能です。

9. ワードクロック入力
1つの BNC 端子ワードクロック入力。

10. ワードクロック出力
3つの BNC 端子ワードクロック出力。

11. S/PDIF 入出力
75Ω、S/PDIF入出力。

12. フットスイッチ
1/4 “TRS ジャックコネクタにデュアルフットスイッチ入力。シングル (1/4 “TSジャック) またはデュアルフットスイッチで作業できます。 デュアルはトークバックと Dim 機能をコントロールします。 シングルは Dim 機能を制御します。

13. ADAT コネクタ
2つの ADAT 入出力 (ラインごとに最大8チャンネル)

14. Thunderbolt™ ポート
Thunderbolt™ ケーブル (別売) を使用して、Discrete 8 を Mac コンピュータの Thunderbolt™ ポートに接続することができます。

15. ハイスピード USB
デバイスに付属の USB ケーブルを使用して、Discrete 8 を Windows または Mac コンピュータの USB 2.0 ポートに接続することができます。

16. D-SUB 25ピン TASCAM 標準アナログ出力
8本のアナログ回線でブレークアウトケーブルを接続できるコネクタ。

17. ステレオモニター出力
アサイン可能なバランスステレオ出力 (上が左チャンネル、下が右チャンネル)

18. リアンプ出力
これらの出力は、ギターアンプでリアンピングするために使用するダイレクト出力です。

19. マイク / ライン 入力
ディスクリート・トランジスタ設計と個別のファンタム電源を備えた 6つのコンソールグレード・クラスAマイクプリアンプ。 XLR はマイク入力、TRS はライン入力に対応。

3btns

5.3 ハードウェアコントロール

ファンクションボタン 1 (上)

  • ファンクションボタン1を押すと、ヘッドホン出力 HP1 のミュート オン/オフができます。
  • ファンクションボタン1を押し続けると、Discrete 8 のシステムメニュー (後述) にアクセスできます。ロータリーコントロールを使用して、メニューの項目を選択します。ロータリーコントロールを押し込むと、選択したメニューに入ります。ロータリーコントロールを左右に回して設定を調整します。
  • ロータリーコントロールを押し込むと、モニターボリュームの Mute オン/オフが切り替えできます。
  • その他の機能ボタンを押すと、終了します。

Discrete 8 システムメニュー

1. Comm. Interface: USB と Thunderbolt™ モードを切り替えます。適切な設定に切り替えて本機を使用してください。
2. Device Info: シリアル番号、ハードウェアリビジョン、ファームウェアバージョンの情報を表示します。
3. Scr Save Time: スクリーンセーバーがオンになるまでの時間を調整します。オフ、2分、5分、15分、30分、60分、120分 のオプションがあります。
4. Scr Save Style: スクリーンセーバースタイルのスターかブラックを選択できます。ロータリーコントロールを押して決定します。
5. Factory Reset: 工場出荷時のプリセットを復元できます。Discrete 8 のトラブルシューティングに役立ちます。ロータリーコントロールを押すと、確認を求めずに機能が即座に作動します。注意して下さい。

ファンクションボタン 2 (中央)

ファンクションボタン2を押すと、3つの情報パネルが表示されます。
1. Display 1
Sync (同期方法)、SR (サンプルレート)、SPDIF 接続、ADAT 接続、COMP を表示します。
2. Display 2
プリアンプ 1-4 のゲインレベル、入力種類を表示します。 (マイク – M, ライン – L, Hi-Z – H)
3. Display 3
プリアンプ 5-8 のゲインレベル、入力種類を表示します。

ファンクションボタン 3 (下)

ファンクションボタン3を押すと、ヘッドホン出力 HP2 のミュート オン/オフができます。
ボタンを長押しすると、コントロールメニューにアクセスできます。
1. Power OFF
Discrete 8 の電源を切ります。完全に電源を切りたい場合はコンセントから DC 電源を直接抜いて下さい。
2. Clock Source
Discrete 8 クロックソースを指定します。 Internal、WC (Word Clock)、ADAT、ADAT 2x、ADAT 4x、S/PDIF、USB から選択できます。
3. Sample Rate
サンプルレートを変更します。32kHz から最大 192kHz のサンプルレートがサポートされています。
4. Peak Meter
ピークメーターが測定するものを選択します。Monitor Out、REAMP/MON2、ADAT Out、SPDIF Out、MIXER In、PreAmp、COMP Play、ADAT In、SPDIF In、Line Out、Headphone (HP)1-2。
5. Monitor Trim
モニターの出力レベルを 14〜20 dBu の間で調整できます。
6. Line Out Trim
ラインアウトの出力レベルを 14〜20 dBu の間で調整できます。
7. Brightness
LCD ディスプレイの輝度を 0 から 100 まで調整できます。

6. ソフトウェア

6.1 Antelope Audio Launcher

Antelope Audio Launcher は、Discrete 8 を最新の状態に保ち、コントロールパネルにアクセスし、リモート接続を作成するワンストップアプリケーションです。
起動時に Antelope Audio Launcher はインターネットに接続して利用可能なアップデートを確認します。

download 1
1

1. デバイス情報

接続している Antelope Audio デバイスに関する以下の情報を表示します。

  • デバイスの名前
  • シリアル番号
  • ファームウェアバージョン
  • ソフトウェアリビジョン
  • コントロールパネルバージョン
2

2. 起動ボタン

Discrete 8 の Control Panel を起動できます。

3

3. アップデートボタン

Antelope Launcher から利用可能なアップデートが通知されます。アップデートが利用可能な場合は、UPDATE ボタンを押し、画面の指示に従って実行します。

4

4. ADMIN ボタン

Server Administration のメニューを表示します。

1. Information Panel

Shows the following information about your connected Antelope Audio devices:
• Device name
• Serial number
• Firmware version
• Hardware revision
• Control Panel version

2. Launch Button

Launches the Discrete 8 Control Panel.

3. UPDATE Button

Antelope Launcher will notify you for available updates. When updates are available, press the UPDATE button and follow the on-screen instructions to proceed.

4. ADMIN Button

Opens the Server Administration menu

Server Administration Menu

Untitled 1
1

1. サーバーリスト

オーディオネットワーク経由で接続するコンピュータを選択します。利用可能なコンピュータリストはドロップダウンメニューから利用できます。

2

2. アップデートチェックボタン

サーバーのアップデートを確認します。

3

3. サーバー再起動ボタン

サーバーの接続状態を再起動します。

4

4. サーバー再インストールボタン

サーバー機能の再インストールを実行します。

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5. ログ表示ボタン

ネットワーク情報のログにアクセスできます。

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6. マネージャーサーバーをシステム起動時に起動するかどうかを切り替えます。

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7. この機能を有効にすると、現在のサーバー上のすべてのデバイスの受信リモート接続をすべて自動的に拒否します。

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8. 次の情報を表示します。

  • サーバーバージョンとポート番号
  • 接続ステータス – デバイスへのリモート接続を許可または拒否する
  • 接続されたデバイスとそのシリアル番号
  • 接続されたクライアントとその IP アドレス
  • サーバーステータス
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9. 使用可能なデバイスのスライドのオンオフを切り替えます。

Server Administration Menu

1. Server list

Choose which computer to connect to over the audio network. The available computers list is available as a drop-down menu.

2. Check for updates Button

Check for updates to the manager server.

3. Restart server Button

Restarts your connection to the manager server.

4. Reinstall server Button

Press this button to perform a server re-install.

5. View logs Button

Access logs from your network sessions.

6. Launch at startup

Toggles whether the manager server will launch with system startup

7. Reject Connections

When this toggle is enabled, all incoming remote connections for all devices on the current server will be automatically rejected.

8. Information panel

Shows the following information:
• Server version and port number
• Connection Status – accept or reject remote connections to devices
• Plugged devices and their serial numbers
• Connected clients and their IP address
• Server Status

9. Available devices

Toggles the Available Devices slide On or Off

6.2 Control Panel

Discrete 8 EasyPanel コントロールパネルは、使いやすさを最大限に配慮して設計されており、ルーティング、ミキシング、AFX、マイクロフォンエミュレーションなど Discrete 8 のあらゆる面をコントロールできます。
以下は、ソフトウェアの説明です。 Discrete 8 とそのコントロールパネルを素早く習得するために、イラストやワークフローの例を提供しています。

6.2.1 The Function Strip

Discrete 8 function strip

ファンクションストリップには、次のボタンと機能があります。


1. 電源ボタン

Discrete 8 のハードウェアユニットをスタンバイモードとパワーオンモードの間で切り替えます。Discrete 8 は、オンになっているコンピュータに接続されているかどうかに関係なく、デフォルトで電源オンモードのままです。 電源ボタンまたはスタンバイボタンは本体にはありませんが、コントロールメニューからスタンバイモードにすることもできます。電源を完全にオフにするには、電源タップから電源を切断するか、またはアダプター接続を本体から抜く必要があります。


2. デバイス選択メニュー

ドロップダウンメニューからシリアル番号でデバイスを選択します。


3. ?ボタン

次の情報を表示するポップアップが開きます。
• コントロールパネルバージョン
• ハードウェアバージョン
• シリアル番号
• ファームウェアバージョン
Administrator ボタンもあります。Antelope Herd Wizard を起動します。ウィザードには次のオプションがあります。
• Register device or assign features (ログインしているアカウントの機能を追加します)
• Unregister device or assign features (ログインしているアカウントの機能を停止します)
• Logout (ログインしているアカウントからログアウトします。)
ヘルプボタンを押すと、次のショートカットが表示されます。
• Watch online video tutorial (チュートリアルビデオを見ることができます。日本語字幕に対応している動画もあります)
• Chat with technical support (テクニカルサポートのチャットへアクセスできます。非日本語対応)
• Search for solution at support page (サポートページを表示することができます。日本からのアクセスの場合日本語対応ページへ飛びます)
• Contact support team over the phone (サポートチームの直通電話にアクセスできます。非日本語対応)


4. 最小化ボタン

Control Panel をタスクバー (Windows) ドック (Mac) へ収納します。


5. 閉じるボタン

Control Panel を終了します。


6. クロックソース選択メニュー

クロックソースを次の中から選択できます – Internal、ADAT、ADAT 2x,、ADAT 4x、S/PDIF、USB


7. サンプルレート選択メニュー

Discrete 8 のサンプルレートを次の中から選択できます – 44.1 kHz、48.0 kHz、88.2 kHz、96.0 kHz、176.4 kHz、192 kHz


8. Lock 表示

Discrete 8 は DAW やオペレーティングシステムなどの影響によってサンプルレートが変更されないようにロックします。ロックされている状態の時に点灯します。


9. セッション呼び出し

以前に保存したセッションを呼び出すことができます。Discrete 8 のコントロールパネルでは、入力、出力、レベル、ミックス、エフェクト、その他のプロジェクトに関連する設定を保存してエクスポートできます。これらのセッションは、Discrete 8 ユーザー間で共有でき、バックアップ目的で使用できます。


10. SAVE ボタン

現在のセッションを保存します。Save As で [名前を付けて保存] です。現在のセッションをバックアップおよび共有用のファイルにエクスポートできます。プロジェクトの個々のコンポーネントを指定でき、保存できます。


11. LOAD ボタン

ロードウィンドウが開きます。
• [Browse] をクリックしてコンピュータ上のセッション保存場所に移動して、セッションファイルをロードします。
• [Load Last Session] ボタンを使用すると、最後の作業状態をすばやく呼び出すことができます。
• [Set Defaults] はコントロールパネルの状態を初期値に戻します。


12. SETTINGS ボタン

Discrete 8 の Control Panel の詳細なセッティングができるウィンドウを開きます。

The Settings Panel

Discrete 8 の Control Panel の設定ウィンドウは次のオプションがあります。

D8CP
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1. モニターアウトトリム

モニターアウトプットの出力レベルを 14dBu 〜 20dBu で調節できます。

2

2. Panning Law、(Pan Depth)

Discrete 8 のパンニングの減衰値を指定できます。 ※ ハードパンされている信号を中央に配置した場合、ラウドネスが最大 6.02 dBSPL 増加します。知覚されるラウドネスを同じに保つには、これを変更する必要があります。

3

3. トークバック設定

各出力にトークバック信号を流すかどうか選択できます。また、トークバックとして利用するマイクを Internal (デバイス付属のマイク) か Preamps 1-8 で選択できます。

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4. オシレーター設定

ミキサーや各出力で使用できるオシレーターの信号レベルと周波数を設定できます。(Oscillator 1 = O1、Oscillator 2 = O2)

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5. ラインアウトボリューム

ラインアウトの出力レベルの調整ができます。

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6. Brightness

デバイス本体のディスプレイの明るさ調整ができます。

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7. TB latency Mode

サンダーボルト接続のレイテンシーモードの切り替えができます。

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8. ASIO コントロール (Window のみ)

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9. Buffer Size

ASIO ドライバのバッファサイズを設定します。短いバッファサイズはレイテンシを最小限に抑えますが、より多くの CPU パワーを消費します。バッファサイズを大きくすると、CPU 負荷は軽くなりますが、レイテンシが長くなります。ライブレコーディングとモニタリングにはバッファサイズを小さくし、ミックスダウン時にはバッファサイズを大きくすることをお勧めします。

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10. USB Streaming Mode

USB 接続時のレイテンシーモードの切り替えができます

The Settings Panel

Opens the Discrete 8 Control Panel Settings window where the following options are present:

1. Monitor Out Trim

Lets you attenuate the Discrete 8’s monitor output signal level by 14 to 20dBu.

2. Panning Law *

Lets you specify the Panning Law between 0dB to -4.5dB.
* As the mono signal is panned from center to hard left or right, it will increase in loudness up to 6.02 dBSPL. To ensure perceived loudness stays the same, this has to be compensated for. The Panning Law setting lets you specify the compensation amount in dB.

3. Mute Toggles

Used for muting Oscillators 1 & 2. The Discrete 8 has built-in oscillators that generate 440Hz or 1kHz signals (sine waves) for testing the interface outputs during troubleshooting.

4. Oscillator 1

Adjust the Oscillator 1 frequency.

5. Level

Choose between 0 to -18dBFS amplitude for Oscillator 1 & 2 output signal.

6. Oscillator 2

Adjust the Oscillator 2 frequency.

7. Line Out Volume

Set the Line Out volume in dB.

8. Brightness Slider

Set the Discrete 8 screen brightness.

9. TB Latency Mode (Mac Only)

Lets you set the Thunderbolt™ Latency Mode to Fast, Medium, or Slow.

10. ASIO Control (Windows-only)

This is where you adjust the Discrete 8 ASIO driver for best performance on Windows computers.

11. Buffer Size (Samples)

Lets you set the ASIO driver buffer size. Short buffer sizes minimize latency but take more CPU power. Bigger buffer sizes result in lighter CPU load, but generate more latency. We recommend low buffer sizes for live recording & monitoring, and higher buffer sizes during mixdown.

12. USB Streaming Mode

Lets you switch between several latency settings for USB streaming.

6.2.2 PREAMPS

Discrete 8 preamps

プリアンプセクションは、コントロールパネルに常に表示され、Discrete 8 のマイクプリアンプを制御できます。 次のオプションを使用できます。

1. ゲインノブ

ノブを右に回すとゲインが上がり、左に回すと減衰します。

2. リンクボタン

プリアンプをリンクしてゲインを同時に調整します。(インプットやファンタムも同期します)

3. マイク/ライン/Hi-Z 選択ボタン

各プリアンプごとに3つの異なるモードを切り替えます。どのモードを使用するかは、インプットしているマイク、機材、楽器によって変化します。

  • マイクモード – マイクを録音するためのものです。 このモードでは最大 65dB のゲインが得られます。さらに、歯車アイコンをクリックすると、「Mic Emulations」ウィンドウが起動します。
  • ラインモード – シンセサイザー、キーボード、サンプラー、エフェクトユニット、プレーヤーなどのラインレベルのソースを録音するためのものです。最大 20dB のゲインがこのモードで使用できます。
  • Hi-Z モード – エレキギターのようなハイインピーダンスの楽器を録音するためのものです。最大 39dB のゲインがあります。 Hi-Z モードは、フロントパネルにあるプリアンプ 1 と 2 でのみ使用できます。
  • Discrete 8 48V phantom power switch 48 V ファンタム電源 ON/OFF – プリアンプ 48V の電源をオン/オフします。

6.2.3 AFX

ソフトウェアエフェクトをスタックしてバイパスします。Antelope Audio AFX Rack については、このマニュアルの後半で詳しく説明しています。

Discrete 8 afx strip

6.2.4 MONITOR

Discrete 8 のモニター出力のコントロールができます。

6.2.5 HEADPHONES 1 - 2

Discrete 8 のヘッドフォン出力 1-2 のコントロールができます。

このタブは、次のセクションで構成されています。

6.2.6 MONITORS & HEADPHONES

Discrete 8 のアナログ入力とデジタル入力をモニターまたはヘッドフォン出力にルーティングします。このモードでは、固有のコントロールが提供されます。

CP Mixer
Mixer

最大 32 のオーディオチャンネルがあります。好みに応じて、8 チャンネルビューと 32 チャンネルビューを切り替えることができます。スイッチは AuraVerb ボタンのすぐ隣にあります。各チャンネルの入力ソースは、BP ボタンの上にあるドロップダウンメニューから選択します。(32 チャンネルビューの FX & BP ボタン)
各チャンネルには以下のコントロールがあります:

1. BP ボタン
各ミキサーの AFX をバイパスするために使用します。さまざまなエフェクトを適用したときの変化に注目して、 “ドライ”とプロセッシングされたオーディオ間の A/B に役立ちます。
BP ボタンの下をクリックすると、さまざまなエフェクトをスタックして操作してチャンネルストリップを形成する AFX ラックが開きます。AFX ラックについては、このマニュアルの後半で説明します。
2. FX ボタン (32-channel 表示時)

チャンネルストリップを形成する AFX ラックを開きます。

3. Pan ノブ
ステレオフィールドで信号を左右にパンするのに使用します。
4. フェーダー
各チャンネルの音量を dB 単位で調整します。音量レベルを監視するためのゲインメーターが用意されています。理想的なのは、メーターは濃い赤の中になければなりません。左図は信号がホットすぎてデジタルクリッピングが発生していることを意味します。
5. Solo ボタン
特定のチャンネルのソロボタンを押すと、ソロボタンが押されていない限り、他のチャンネルはミュートされます。特定のオーディオチャンネルを分離し、それらをミックスから分離して聴くために使用されます。
6. Mute ボタン
特定のオーディオチャンネルをミュートします。
7. Link ボタン
特定の隣接チャネルを「リンク」させる機能です。リンクされたチャンネルの変更は、同期します。FX をステレオ使用したい場合は有効にしてください。

6.2.7. MONITOR 1

Discrete 8 monitor1

このセクションには、次のコントロールがあります。

1. モニターゲインノブ

モニター出力の音量調整ができます。

2. DIM ボタン

音量を一瞬で一定値減衰させます。トークバックが有効時に自動的にメイン出力を減衰させます。

3. MUTE ボタン

モニター出力をミュートします。

6.2.8. HEADPHONES 1 & HEADPHONES 2

Discrete 8 hp12

このセクションには、次のコントロールがあります。

1. ボリュームゲインノブ

ヘッドホン 1 の出力音量を調整するときに使用します。

2. DIM ボタン

音量を一瞬で一定値減衰させます。トークバックが有効時に自動的にヘッドフォンの音量を減衰させます。

3. MUTE ボタン

ヘッドフォンの音量をミュートします。

4. AuraVerb

AuraVerb を設定する画面を開きます。

5. MIXER Switch

8 チャンネルと 32 チャンネルのミキサービューを切り替えます。

6.2.9 DIGITAL OUTS

このセクションは、Discrete 8 のデジタル出力 (ADAT & S/PDIF) 専用です。プルダウンメニューを使用して、ADAT 1-8、9-16 および S/PDIF 1-2 の出力にルーティングする信号を選択するだけです。
※ ADAT はサンプルレートによって、使用できないチャンネルが発生します。ルーティングが反応しない場合、サンプルレートを確認してくだい。96kHz の場合は ADAT は 1-4、9-12ch しか使用できません。192kHz の場合は 1-2、9-10 のみ利用可能です。

D8Digital

6.2.10. ANALOG OUTS

このセクションは、Discrete 8 のアナログ出力 Line Out 1-8 とReAmp Mode か Monitor Mode 専用です。 プルダウンメニューを使用して、どの信号をどの出力するかを選択します。ゲインノブを使って出力音量を調整します。 ラインアウトをリンクするとすべての出力レベルが同期します。

D8Analog

モニターモードとリアンプモードの切換えができます。リアンプしたい場合はリアンプモードを選択して、任意の信号をルーティングして下さい。またモニターモードを選択すると内部ミキサーの MONITOR 2 が有効になり、最後の内部ミキサーが使用できるようになります。
※ リアンプモード時にスピーカーに信号を出力しないで下さい。またモニターモード時にアンプへ信号を送ってもいい音響結果は得られません。

D8Mode

6.2.11. DAW

このセクションは、Discrete 8 の上の信号を DAW へ送るための信号と DAW からの信号を確認できます。すべてのミキサーの信号は同一であり、各ミキサーで調整できるのはフェーダーとソロ・ミュート・リンク・パンのみです。内部ミキサーのチャンネル 1 の信号は DAW の Input 1 に入力されます。ミキサー 2 の信号は Input 2 のように各番号とリンクして DAW に入力されます。最大 32ch まで信号をミキサー経由で DAW 送ることができます。またプリアンプの音を チャンネル 9 以降にルーティングすれば、AFX スルーの音を収録でき、他のデジタル入力や Computer Play を 1-8 にルーティングすれば AFX を掛けて収録することも可能です。ルーティングを応用すれば自由度の高いセッティングが可能になります。また、DAW 上で Computer Play の入力と出力の番号を一致させてしまうと、フィードバックします。DAW 上で出力の設定をする場合は十分に気をつけて下さい。

D8DAW

FROM DAW の信号は現在流れている、Computer Play の信号を表示しします。Discrete 8 は最大 32ch の出力回路があり、DAW の Out 1-32 に該当するのが、この FROM DAW で表示されている 1-32 の信号です。この信号をミキサー上へルーティングし、再度 DAW 上でレコードインプットした場合、フィードバックが発生します。録音する場合はルーティングの仕方に十分ご注意下さい。(Computer Play 1-2 の音を ミキサー 1-2 にルーティングしその音をまた DAW に戻すなどは絶対にお止め下さい。)

6.3 AFX Rack

AFX Rack は、エフェクトをミキサーチャンネルに挿入し、チャンネルストリップを形成してオーディオを処理します。ミキサーの BP ボタンの下の空のフィールド (8チャンネル表示時) をクリックするか、FX ボタン (32チャンネル表示時) をクリックするとアクセスできます。

Antelope Audio AFX コレクションは、イコライザー、コンプレッサー、PowerGate ノイズゲート、AuraVerb リバーブ、21 のビンテージ EQ、13 のビンテージコンプレッサー、10 のギターアンプ、10 のギターキャビネットで構成されています。さらに、Antelope Audio のマイクエミュレーションは現在、Edge 用の 5 モデルと、Verge 用の 5 モデルがあります。Antelope のチームは、スタジオギアのモデルをさらに多くモデリングし、AFX とマイクエミュレーションスイートを拡張しようと努力しています!

Antelope Audio はエミュレーションが信じられないほど生き生きとしていることを確信しています。これは、Discrete 8 の FPGA (field-programmable gate array) チップ上でリアルタイムで処理しているからです。 FPGA 技術は、従来のスタジオハードウェアの回路レベルの本物のエミュレーションを提供します。抽象的な DSP コードで回路を「記述」するのではなく、チップを動的に再構成して、実機とまったく同じように動作させます。

そうなんです。実際のハードウェア回路上に、この稀少なヴィンテージ機器をひとつずつ作り直しています。このように、FPGA は文字通り無数のクラシックなレコードの音を鍛えた同じ機材の回路とコンポーネントの個性を引き継いでいます。本当に驚きの音質です。

Discrete 8 上にはいくつかの制限があります。同時に適用できるエフェクトの数は、購入した Discrete 8 バンドルによって異なります。

  • Basic FX pack – 2 つのチャンネルストリップと 4 つの FX がスタック可能
  • Premium FX pack – 8 つのチャンネルストリップと 4 つの FX がスタック可能で、最大 16 のチャンネルストリップ。今後リリース予定の AFX2DAW プラグインを含む

6.3.1 Loading Effects

AFX Rack は非常に使いやすいです。 左には以下のボタンとメニューがあり、右にエフェクトが表示されています。

AFX

1. SAVE ボタン

現在のプリセットを保存して、呼び出しおよび共有できるようにします。

2. LOAD ボタン

プリセットを呼び出すことができます。

3. BP ALL ボタン

全てのエフェクトをバイパスします。

4. DEL ALL ボタン

全てのエフェクトを削除します。

5. Presets Menu

プリセットを選択できます。

6. ADD NEW EFFECT メニュー

新しいエフェクトをチャンネルストリップに追加できます。

7. HOW TO ボタン

Antelope Audio のビデオチュートリアルを YouTube 上で視聴できます。コントロールパネルと AFX の使い方に役立てて下さい。

8. BP ボタン

エフェクトの横に表示されます。そのエフェクトをバイパスするためのボタンです。

6.4 Discrete 8 Remote Control App

Discrete 8 リモートコントロールアプリは、Antelope Audio Discrete 8と連携するように特別に設計されています。Android や iOS デバイスをプロフェッショナルなオーディオインターフェースのリモコンに変え、ほぼすべての Discrete 8 機能を管理できます。 プロデューサーやエンジニアとレコーディングアーティストの両方に、デバイスの機能にすばやく簡単にアクセスできます。

Discrete 8 リモートコントロールを使用するには、コンピュータとモバイルデバイスが同じ Wi-Fi ネットワークに接続されていることが必須です。問題が発生した場合は、内蔵アプリのトラブルシューティングマニュアルを参照してください。

screenshot

Discrete 8 Remoteは以下を提供します:
• プリアンプゲインコントロールとタイプ
•  音量調節
• ステレオリンクの選択
• クロックソースとサンプルレートの選択
• ヘッドフォンボリュームコントロール

グラフィカルユーザーインターフェイスとワークフローは、Mac または PC 上の EasyPanel コントロールパネルと非常によく似ています。

6.5 Routing System

EasyPanel コントロールパネルでは、柔軟性を犠牲にすることなくルーティングシステムを大幅に簡素化することができました。Discrete 8 の入力と出力のルーティングはいくつかのドロップダウンメニューを操作するだけです。

6.5.1 Discrete 8 Inputs and Outputs

ルーティングシステムでは、Discrete 8 の入力と出力は次のように構成されています。

PREAMP 1-8

8 つの Discrete Mic Preamp の信号です。

EMU MIC 1-8

マイクエミュレーションの影響を受けた信号です。

COMPUTER PLAY 1-32

最大 32 チャンネル、DAW からの信号です。

ADAT IN 1-16

最大 16 の ADAT 入力信号です。

S/PDIF IN 1-2

ステレオの S/PDIF 入力です。

MUTE M

静寂を楽しんでください。

Oscillator O1 & O2

Discrete 8 の 2つのオシレーターは、テスト目的でインターフェイスの出力にルーティングできます。

ADAT OUT 1-16

最大 16 の ADAT 出力です。任意の信号をルーティングして ADAT 経由で出力することができます。

S/PDIF OUT 1-2

S/PDIF 出力です。任意の信号をルーティングして S/PDIF 経由で出力することができます。

LINE OUT 1 – 8

8つの アナログ出力です。任意の信号をルーティングして出力できます。

Record 1 – 8 (32ch 表示中は 1-32)

最大 32 の信号を DAW へ送ることができる “バーチャル” 入力です。

Play 1 – 8 (32ch 表示中は 1-32)

DAW から出力される最大 32 の “バーチャル” 出力です。

6.5.2 Example Routings

ルーティングシステムを理解するためにこの項目を深く勉強して下さい。そこで、いくつかの一般的な録音シナリオがルーティングパネル内でどのようにセッティングするのか、ルーティングのサンプルを考えました。
Discrete 8 のシステムの柔軟性と豊富な接続性を考慮すると、プリアンプやクロッキングはもちろん、私たちの製品は快適であらゆる録音作業を処理できると確信しています。 さぁ、始めましょう!

再生でトラブルが起きましたか?

1. MONITOR 1 のセクションに進みます。
2.  [MONITORS & HEADPHONES] タブに移動します。
3. コンピュータのルーティングチャンネル 1 と 2 を任意のミキサーチャンネルのペアにルーティングします。
4. チャンネルを左右にパンし、フェーダーで音量を調節してください。
5. メインモニターやヘッドフォンから再生を聞くことができるはずです。そうでない場合は、HP またはモニターのメインボリュームを調整します。

マイクの録音

1. マイクを Discrete 8 のマイク入力に接続します。
2. ヘッドフォンをヘッドフォン出力 1 に接続します。
3. コントロールパネルから、該当のプリアンプをマイクモードに設定し、歯車アイコンをクリックします。新しいウィンドウが表示されます。
4. アクティブなマイク (コンデンサーマイクまたはアクティブリボンマイク) を使用する場合は、このウィンドウから 48V Phantom Power がオンになっていることを確認してください。
5. 快適な入力レベルになるまで、プリアンプのゲインを調整します。理想的には、-6dB 〜 -12dB の最大ピークを目指してください。ヘッドホンの音量を調整します。 *
6. MONITOR 1 のセクションに進みます。 [MONITORS & HEADPHONES] タブに移動します。Computer Play 1-2 をミキサーチャンネルのペアにルーティングします。左右にパンします。フェーダーで音量を調整し、チャンネルをリンクすることをおすすめします。
7. マイクが接続されているプリアンプチャンネルを選択し、フェーダーで音量を調節します。メインモニターやヘッドフォンから再生を聞くことができるはずです。そうでない場合は、メインヘッドフォンまたはモニターの音量を調整します。
8. DAW の中に Mono または Stereo 録音トラックを追加し、Record モニタリング (または同様の機能) を有効にします。すべてが正しく配線されている場合は、マイクをリアルタイムでモニターして録音できます。

*プリアンプのゲイン、モニター、ヘッドフォン 1-2 の音量は Discrete 8 のフロントパネルから快適に調整できます。ファンクションキー 1 とロータリーコントロールを使用して、モニター音量、ライン出力音量、およびヘッドフォン 1-2 の音量を調整します。
同様に、ファンクションキー 3 とロータリーコントロールを使って、マイクプリアンプ 1-8 のゲインを調整します。レベルは常にデバイスのディスプレイに表示されます。

ギターのレコーディング

1. ギターを Discrete 8 の Hi-Z 入力に接続します。フロントパネルの Preamp 1 か 2 のどちらかしか Hi-Z には対応していません。
2. ヘッドフォンをヘッドフォン出力 1 に接続します。
3. コントロールパネルから、ギターを接続したプリアンプを Hi-Z モード (ギターアイコン) に設定します。
4. 快適な入力レベルになるまで、プリアンプのゲインを調整します。理想的には、-6dB 〜 -12dB のレベルピークを目印にしてください。モニターとヘッドホンの音量を調整します。
5. MONITOR 1 のセクションに進みます。 [MONITORS & HEADPHONES] タブに移動します。Computer Play 1-2 を任意のミキサーチャンネルのペアにルーティングします。左右にパンします。フェーダーで音量を調整し、チャンネルをリンクすることをおすすめします。
6. ギターが接続されているプリアンプチャンネルを選択し、フェーダーで音量を調節します。メインモニターやヘッドフォンから再生を聞くことができるはずです。そうでない場合は、ヘッドフォンまたはモニターの音量を調整します。
7.  DAW の中にモノラルまたはステレオ録音トラックを設定し、Record モニタリング (または同様の機能) を有効にします。
8. すべてが正しく配線されていれば、ギターをリアルタイムでモニターして録音できるはずです。

Edge または Verge モデリングマイクの録音とモニタリング

AFXギターアンプとキャビネットのシミュレーションを利用して、

Edge / Verge モデリングマイクを所有している場合、マイクエミュレーションでモニタリングまたは録音中にドライ信号を録音する状況を設定できます。これを行うには、MIC EMU チャンネルを DAW 内のモノラルトラックに録音し、ステレオトラックにエッジマイクを接続した2つの Preamp 1-8 のどれかを録音します。モノトラックはエミュレートされた信号、ステレオトラックはドライ信号です。Verge を録音する場合、Verge はシングルカプセルのマイクであるため、すべてをモノラルで録音します。


6. 高度な注意事項

グランドループとノイズ
Discrete 8 の設計は、グランドループとノイズの可能性を最小限に抑えます。ただし、システムのすべてのオーディオ信号に、より短いシールドケーブルとバランス接続を使用することをお勧めします。オーディオ信号経路に影響を与えるグランド電流ノイズを避けるため、システムのすべての電源ケーブルを専用のコンセントボックスまたはパワーコンディショナユニットに接続する必要があります。また、信号ケーブルと電源ケーブルのレイアウトを別にしておくことをお勧めします。

リアンプアウト
Discrete 8 の ReAmp 出力は、外部エフェクトを使用するように設計されています。ReAmp は、外部処理に使用できる個別の出力と考えてください。ギターアンプの入力を完全に一致させるためにエレキギターの信号レベルをエミュレーションします。そのため ReAmp という名前が出力されます。しかし、出力レベルを自分で調節することができるので、使用機材に合わせて調整して下さい。

7. トラブルシューティング

起動とサウンド:

最新の EasyPanelとドライバを実行していますか?
そうでない場合は、更新してください。

ルーティングパネルからオーディオ信号を正しくルーティングしていますか?
プレイバックを聞くには、コンピューターの再生チャンネルを Discrete 8 のメイン出力にルーティングします。

正しいサンプルレートをコンピュータのサウンドと Discrete 8 に設定しましたか?
Mac では、まずオーディオ MIDI の設定でサンプルレートが正しいことを確認してから、Discrete 8 サンプルレートをチェックして、DAW をチェックしてください。
Windows の場合は、まず再生デバイスをチェックし、Discrete 8 を右クリックしてプロパティをクリックしてから、アドバンスタブに移動します。DAW のサンプルと Discrete 8 をチェックして上記を繰り返します。

接続:

入力に音が受信されていない、または出力されない場合:
音源ソースをチェックしてください。

ソースから信号が送信されていますか? Discrete 8 が正しいサンプルレートでソースを受信して​​いますか?
現在のクロッキングモードを確認してください。

ソースから信号が送信されていますか?
Discrete 8 の EasyPanel の関連するロックランプが点灯していることを確認します。
可能であれば、別のケーブルと別の電源を試してください。
EasyPanel のルーティングを確認してください。

信号経路を正しく配線しましたか?
ルーティングミキサーに信号をルーティングした場合は、対応するフェーダーが上がっていることを確認してください。
関連する信号が受信されているか出力されているかどうかを確認するには、ドロップダウンメニューで EasyPanel のピークメーターを選択してください。

DAW

DAW はどのバッファサイズに設定されていますか?
もしバッファサイズかなり低い場合、128サンプルよりも小さいなら、バッファサイズを増やしてみてください。 Discrete 8 EasyPanel からバッファサイズを増やしてみてください(Windowsのみ)

DAW で入力と出力のルーティングが正しいことを確認しましたか? DAW の環境設定の関連するサウンドカードセクションで Discrete 8 デバイスが選択されていますか?
Discrete 8 が DAW に表示されない場合は、まず USB 2.0 ケーブルのプラグを抜いてプラグを差し込み、コンピュータを再起動し、Discrete 8 のファームウェア、ドライバ、EasyPanel を再インストールしてください。

9. Technical Specifications

  • ANALOG

    Analog Inputs
    6 x Mic / Line Inputs
    2 x Mic / Line / Hi-Z Inputs
    Analog Outputs
    1 x Monitor Out on TRS 1/4 Jacks, +20 dBu max
    2 x ReAmp Out on TRS 1/4 Jacks
    1 x Line Outs on DB25, +20 dBu max ( DC coupled )
    2 x Stereo Headphone Outputs
    Mic Preamp
    EIN: -128 dBu (A-weighted)
    Dynamic Range: -121 dB (A-weighted)
    THD: -106 dB
    Max input: +18 dBu
    Max Gain: 65 dB
    D/A Monitor Converter
    Dynamic Range: 124 dB
    THD + N: -101 dB
    A/D Converter
    Dynamic Range: 121 dB
    THD + N: -112 dB
    D/A Converters(Line Out)
    Dynamic Range: 121dB
    THD + N: – 100dB
    DC Coupled

  • DIGITAL

    Digital Inputs
    2 x ADAT (up to 16CH)
    1 x S/PDIF
    Digital Outputs
    2 x ADAT (up to 16CH)
    1 x S/PDIF
    USB I/O
    USB 2.0 Hi-Speed;
    Data stream up to 480 Mbits/192kHz, 24 channels I/O, Type B
    Thunderbolt™ I/O
    1 x Thunderbolt, 32 channels I/O

  • CLOCKING

    Word Clock Input
    1 x Input @ 75 Ohms 3Vpp on BNC 32 – 192kHz
    Word Clock Outputs
    3 x Outputs @ 75 Ohms 3Vpp on BNC 32 – 192kHz
    Clocking System
    4th Generation Acoustically Focused Clocking
    64-bit DDS
    Sample Rates (kHz)
    32, 44.1, 48, 88.2, 96, 176.4, 192

  • Other

    Operating Temperature
    0-50°C, 32-122°F
    Weight (Approx)
    3.0 kg/ 6.61 lbs
    Dimensions (Approx)
    Width: 483 mm / 19”
    Height: 44 mm / 1.7”
    Depth: 220 mm /8.6”
    Power Consumption
    20 Watts
    In the Box
    Discrete 8 Interface
    Quick Start Guide
    Wart External Power Supply Unit
    USB Cable
    Warranty Card

10. Contacts

ダイレクトサポートライン (日本)
050-5217-1969 (日本のテクニカルサポート直通)
土日祝除く、11:00 – 19:00 (公式ツイッターで担当者の不在等通知しております)
メールサポート等はサポートページのメールフォームよりご利用下さい。

Having difficulties with the Discrete 8 or anything else Antelope? Get in touch with us by the following means:

European Direct Support Line
+44 2039578550
10:00 a.m. – 10:00 p.m. (EET), Monday – Friday

USA Direct Support Line
+1 734 418 8661
7:00 a.m. – 6:30 p.m. (EST), Monday – Friday

Online (live chat and e-mail)
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