ORION32+のハードウェアベースのエフェクト

Antelope Audio の独自の FPGA は、ハードウェア内で EQ、コンプ、リバーブなどのエフェクトを実行処理できるように最適化されています。またこの強力なモデリングエフェクトには、ビンテージアウトボードや AuraVerb 等が含まれており、今後もリリースされるエフェクトが無償で追加されていきます。

概要

64 チャンネルストリーミングを可能にする THUNDERBOLT™

Orion32+ をあらゆる DAW に接続

Orion32+ はあらゆる DAW にもスムーズに接続でき、Thunderbolt™ 経由では 192 kHz/24bit で最大 64 チャンネル、そして USB 経由では 32 チャンネルのオーディオストリーミングを低レイテンシーで可能にします。アナログの入出力用に合計 8つの D-SUB25 コネクターを装備し、モニターアウトとして TRS コネクターをステレオで装備しています。

世界初の 32 チャンネル AD/DA (Orion32) の後継機である Orion32+ は、MADI と USB に Thunderbolt を追加することでより拡張性の高いものになりました。デジタルの入出力としては ADAT と S/PDIF にももちろん対応しています。

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特徴

64 チャンネル I/O

Thunderbolt™ 接続で 64 チャンネル、USB 接続で 32 チャンネルの 192kHz/24bit での同時ストリーミング

強力なFPGA

カスタマイズされた FPGA が可能にするリアルタイムエフェクト処理

64-BIT Acoustically Focused Clocking (AFC)

世界で高い評価を得たジッタマネジメントアルゴリズムによる AD/DA コンバージョン

拡張化された接続性

Thunderbolt、MADI、USB、ADAT、S/PDIF、8x DB25

最高のクロッキング

オーブンコントロールオシレーター、2 WC 出力、WC 入力、 Atomic クロック入力

Software control

Mac と Windows に対応したアプリ経由でルーティング、ミキシング、そしてエフェクトを制御

Thunderbolt™ meets Orion 32

解説

魅力的な高い自由度

強化されたルーティング、ミキシングとモニタリング

Orion32+ は色分けされたルーティングマトリクスに4つのミキサー、ハードウェアベースのエフェクト、そしてゼロ・レイテンシーモニタリングなどを備えている驚異的な柔軟性と高い生産性を兼ね備えたインターフェイスです。OS X と Windows 対応のデスクトップ・アプリから全ての機能をコントロールすることができます。

コントロールパネルは Orion32 用に作られたソフトに基づいており、そこから Zen Studio 用にさらに進化されました。Orion32+ のコントロールパネルは非常に直感的かつユーザーフレンドリーになっており、Antelope の開発技術とユーザーからのフェードバックを反映させています。

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I want to show you today the Orion stack that we built […] As far as we know, we are the only ones that can do 160 channels up to 96k…”

Marcel James is the Director of Sales and Marketing at Antelope Audio.

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high-end clocking & Conversion

Antelope Audio の音 –アナログの原音を忠実に再現するクリア感

世界で認められているそのクロッキング精度は、Antelope の 64-bit Acoustically Focused Clocking (AFC) ジッタマネジメント技術によって生み出されています。これは Antelope のマスタークロックのフラッグシップである Trinity と同じものです。

Orion32+ のクリーンかつ透明感があり、詳細まで再現するコンバージョンのクオリティーは、これまでの Antelope 製品同様、世界の多くのスタジオとライブイベントなどで証明されています。

Antelope の伝説的 10M アトミッククロックとその後継機の 10MX と繋げるための 10MHz 入力を装備しており、このリファレンスシグナルを使用することで Orion32+ の水晶発振器を驚く程正確にし、さらに純度の高い Antelope サウンドを供給することができます。また、2つの WC 出力を搭載しているので、Orion32+ をインターフェイスとしてだけでなく、マスタークロックとしてもご使用いただけます。

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So many channels in 1U, it is certainly a great asset…”

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Hardware-based effects

Orion32+は世界のプロユース・スタジオでは不可欠と言われていた伝説的な真空管EQをエミュレートした VEQ-1A を含む、ビンテージEQを4つ搭載しています。VMEQ-5 はミッドレンジに輝きを与えます。VEQ-55A はミックスの中でディテールを強調させます。そして BAE-1073 は過去の有名なレコードでは必ず使われているであろう70年代のチャンネル・モジュールであり、素晴らしいアナログサウンドを作り上げてくれます。

AuraVerb は、現在市場の他のリバーブプラグイン等では見られないリッチなサウンドを提供する独自のアルゴリズムを用いて、様々なアンビエントカラー、すなわち “Aura (オーラ)” 作り出します。これによりプロデューサーは音を太くし、綺麗にし、そしてきれいな残響や、映画音楽的な効果を容易に作り出すことができます。AuraVerb にはレコーディング/ミキシング・エンジニアとして5回グラミー賞を受賞した Brian “Dr. Vibb” Vibberts がデザインしたプリセットが搭載されています。

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デザインを一新したコントロールパネル

よりスムーズなスタジオ作業のために強化された Orion32+ デスクトップアプリ

新たにデザインされたデスクトップアプリから Orion32+ の全ての機能をコントロールすることができます。OS X と Windows に対応したコントロール・パネルは、Antelope Audio のネットワーク・コントロールのコンセプトに準拠しており、同じネットワーク上にある複数のコンピューターからアクセスできるようになりました。またコントロールパネルでは、エンジニアやアーティストにとっての利便性を考え、ユーザーにあわせた配置やセッティングを可能にするために、全てのセクションを切り離して操作できるようにパネルになっており、それぞれ自由に移動・サイズ変更できるようにすることで、マルチ画面でも作業しやすくなっています。

In Cubase the latency spec’ed out at 0.917 ms in and 0.646 ms out at a buffer setting of 32, and 1.250 ms in and 0.979 ms out at 64…
In plain english: it’s freakin’ fast!”

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マニュアル

接続性

特徴

  • ANALOG

    Analog Inputs
    4 x D-SUB 25 (32 channels total), +20 dBu max, 11.2 kOhms

    Analog Outputs
    4 x D-SUB 25 (32 channels total), +20dBu, 56 Ohms
    2 x Monitor Outs on TRS 1/4 Jacks

    D/A Monitor Converter
    Dynamic Range: 129 dB
    THD + N: -108 dB

    A/D Converter
    Dynamic Range: 118 dB
    THD + N: -105 dB

    D/A Converters
    Dynamic Range: 118 dB
    THD + N: -98 dB

  • DIGITAL

    Digital Inputs
    1 x Fiber Optic MADI (up to 64CH)
    2 x ADAT (up to 16CH)
    1 x S/PDIF

    Digital Outputs
    1 x Fiber Optic MADI (up to 64CH)
    2 x ADAT (up to 16CH)
    1 x S/PDIF

    USB I/O
    USB 2.0 Hi-Speed; Data stream up to 480 Mbits/192kHz,
    32 channels I/O, Type B

    Thunderbolt™
    1 x Thunderbolt™ (64 channels I/O)

  • CLOCKING

    Word Clock Input
    1 x Input @ 75 Ohms 3Vpp on BNC 32 – 192kHz

    Word Clock Outputs
    2 x Outputs @ 75 Ohms 3Vpp on BNC 32 – 192kHz

    Atomic Clock Input
    1 x 10M Input @ 75 Ohms 1Vpp on BNC

    Clocking System
    4th Generation Acoustically Focused Clocking
    64-bit DDS
    Oven Controlled Crystal Oscillator

    Clock Stability
    <+/-0.02 ppm, oven controlled at 64.5ºC/ 148.1ºF

    Clock Aging
    < 1 ppm per year

    Clock Calibration
    < +/-0.001 ppm

    Sample Rates (kHz)
    32, 44.1, 48, 88.2, 96, 176.4, 192

  • OTHER

    Operating Temperature
    0-50°C, 32-122°F

    Weight (Approx)
    3kg/ 6.6 lbs

    Dimensions (Approx)
    Width: 483 mm / 19”
    Height: 44 mm / 1.75”
    Depth: 270 mm/10.63″

    Electrical specs
    AC Universal input: ~95-245 V
    Power Consumption: 20 Watts Max

    In the box
    Orion32+ 32-channel AD/DA Interface with AFC™ Clocking Technology
    Owner’s Manual
    Warranty Card
    Power cable
    USB cable

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System requirements

WINDOWS

OS: Windows 7/8/8.1/10
Disk Space: Minimum 512 MB available disk space
USB: 1x USB 2.0 Port
Required USB bandwidth: 80%-90%
CPU: Intel or AMD equivalent CPU with at least 2GHz operating frequency
Memory (RAM): 4GB Minimum (8GB or more Recommended)

MAC

OS X: 10.9/10.10/10.11/10.12 (Sierra Recommended)
Disk Space: Minimum 512 MB available disk space
USB: 1x USB 2.0/3.0 Port
Thunderbolt: 1x Thunderbolt/USB-C Port
Required USB bandwidth: 80%-90%
Memory(RAM): 4GB Minimum (8GB or more recommended)
CPU: Intel Core 2 Duo (Minimum) Intel Core i3 ™ or higher (Recommended)

追加情報: 製品のアクティブ化にはインターネット接続が必要。

Thunderbolt接続でご使用される際は2012以降のMacをご使用下さい。2011年のMacですと、Mac側のThunderboltポートの問題により接続/動作を受け付けないという症状が(Antelope Audio製品に限らず)出てしまう恐れがございます。

レビュー