アトミッククロック
Antelope Audio の 10MX はアトミッククロックです。アトミッククロック?と聞くとよくわかりませんが、日本語にすると原子時計です。Antelope Audio の 10MX では研究用途に使われるルビジウムという原子を利用してリファレンス信号を発信しています。このルビジウムオシレーターの精度は ±0.05 ppb (parts per billion) 、約3000年に1秒の誤差という、とてつもない精度を誇っているリファレンス用オーディオクロックです。
精度が高く、ジッターが少ないほうが、音質が向上するというのは、なんとなくデジタル領域を物理的に理解できると思います。正確にサンプルすることが出来るということは、音質の向上に繋がる、という漠然とした理解があると思います。
これに Antelope Audio 独自の 64-bit AFC Technology が加わると、鬼に金棒、という状況になるわけです。正確にジッターをコントロール、変調を利用することで原音に忠実なサンプリングが可能になり、AD/DA の質を最大限発揮できるというわけです。
このような技術は Antelope Audio のクロック製品のみならず、すべてインターフェイス製品にも (一部、部分的に) 採用、搭載されています。 現在はマスタークロック単体を購入するのではなく、インターフェイスにマスタークロックを内蔵するレベルに Antelope Audio は到達しました。このクロッキング技術があるからこそ、Antelope Audio のインターフェイスと他社製品のインターフェイスで音が劇的に違うのです。
もちろん、全てのインターフェイスにもワードクロックアウトの BNC 端子が搭載されていますので、Antelope Audio のインターフェイスをマスタークロック代わりに使うのが賢い選択です。