Antelope Audio のインターフェイスは他社製品にはない機能がたくさんあります。
その最たるものが ルーティング画面 です。このルーティング画面はプロのエンジニアにとって、とてもありがたい機能であると同時に、普段ルーティングなどせずに作業を行っている人にとっては、理解が若干難しく、なぜルーティングが必要なのか?戸惑ってしまうこともあるでしょう。
そこで今回、ルーティングについて Antelope Audio Japan は簡単な解説動画を作成致しました。
Antelope Audio のインターフェイスは他社製品にはない機能がたくさんあります。
その最たるものが ルーティング画面 です。このルーティング画面はプロのエンジニアにとって、とてもありがたい機能であると同時に、普段ルーティングなどせずに作業を行っている人にとっては、理解が若干難しく、なぜルーティングが必要なのか?戸惑ってしまうこともあるでしょう。
そこで今回、ルーティングについて Antelope Audio Japan は簡単な解説動画を作成致しました。
このルーティングを理解出来ると自分のシステムの増設や拡張を行いやすくなります。是非活用しましょう。
このルーティング画面はエンジニアにとっては、スタジオのパッチと等しいものと考えることができ、なおかつ、複数に信号をディストリビュートできることがアナログルーティングとの最大の違いでもあります。しかし、パッチを触った経験のない人にとっては、すこし難しい考えになります。
以下の動画では、ルーティングを簡単に覚えられるように説明した動画です。
また高度で難解なルーティングの応用も紹介しています。
例えば、ライブで演奏するときに同期音源を流したいことはよくあります。このときに注意する点として、
があげられます。
最低限の入出力しかもたないインターフェイスの場合、クリック音をドラマーのイヤーモニターだけに出力、会場ミキサーへは、クリック音はミュート、など自由度が聞きません。しかし、Antelope Audio の全てのインターフェイスは内部で自由にルーティング出来るため、そのような設定も簡単に行うことができます。
例えば、このようなモニタリングシステムを構築できます。
のような音声を内部ミックスを介してドラマーに送れば、プロさながらのモニタリング環境を構築できます。
また、会場ミキサーで演奏者のモニタースピーカーに返しを作れば、同期の音もギターのアンプシュミレーターの音も簡単にライブに導入できます。また、複数の出力を D-Sub 経由で出力し、会場ミキサーへ送ることが出来るのであれば、複数の音声もパラ出しができ、会場のミキサーエンジニアに最適なバランスで調整してもらうことも可能になります。
また、Orion32+ や Orion32 HD はルーティングを活用することで、2台で合計 64 In / 64 Outのアナログ入出力扱えるインターフェイスとなります。
例えば、Orion32+ は Thunderbolt 接続をすると、64ch のレコーディング入出力を利用できます。アナログ入出力は Orion32+ の場合、最大 32ch が限界ですが、MADI を利用することで、更に 32ch 分のレコーディングとアナログ出力を構築できます。(Orion32 HD の場合 USB3.0 で 64ch 扱えるので同じようにシステムを構築できます)
このようにルーティングすることによって、今までは不可能であった、Native (ProTools HDX System 以外の) DAW で、32ch 以上のアナログの入出力が可能になります。
このルーティングの応用は 64ch に対応した、Goliath、Goliath HD でも可能です。特に Goliath シリーズは Line in は 32ch 対応し、MADI にも対応しているので (しかも2端子)、64ch/192kHz 対応の大きなシステムを Goliath シリーズ1台で構築できます。